小林紀晴『アジアン・ジャパニーズ』(新潮社、文庫版、2004年)
面白かった。ただ、書いてある内容すべてに同意できるわけではない。誰か忘れたけれど、「けれど日本で生まれたからにはなんだかんだ日本で勝負しなきゃ」と言った人には共感を覚えた。
2010年09月17日(金)
小林紀晴『アジアン・ジャパニーズ』読了。いろんな人の「旅をするとはどういうことか」の考えがわかって、面白かった。理解できるところもあり。それは違うんじゃないかなあというところもあり。自分も結構あちこち歩き回ったけれど、ヨーロッパとアメリカしか見たことがない。アジアも見てみたい。
posted at 17:22:03
2010年09月16日(木)
「旅に出て、夜の長さを知った。たった一人、異国の安宿のベッドの上で汚れた天井を見つめている時間の長さ。テレビも、音楽も、電話も、雑誌も、新聞もない。襲って来る孤独というものを、僕は初めてまともに感じた」(小林紀晴『アジアン・ジャパニーズ』)
posted at 16:32:44
「インドの男たちがチャイをすすりながら、何か早口で話をしている。いくつかのざわめき。立つ男たちが実にさまになっている。陰影の群像から白いチャイの湯気。本当にいい風景とは、決して写真には撮ることはできない」(小林紀晴『アジアン・ジャパニーズ』)
posted at 15:20:37